人生ログ

育児のログとか考えたことをとりとめもなく。 ※個人の経過や結果のメモであり、ちゃんとした医療情報ではないので色々な責任はとれません

【二人目妊娠】不育症者の二人目妊娠記(七カ月~無痛分娩で出産まで)

siratamamochi.hatenablog.com

 

◆なんとか無事出産までこぎつけました。

というわけで七カ月~出産まで編です。

 

◆七カ月

六カ月目の終わりに胆石が見つかるという大事件がありつつも、安定してしまえばこっから早いのが妊娠生活。あらゆるものをamazon楽天で注文しつつ、出産後に向けての準備を整えていきます。

この辺で辛かったのは上の子の赤ちゃん返り。メンタルどころか体調まで悪くなってきてしまい、喘息になってしまったり全身謎の肌荒れになってしまったり……。生まれた現在は別のベクトルで赤ちゃん返りが始まっていますが、年齢的に理解できないほど幼くなく、かといって納得できるほど大人でもないので、難しいんだと思います。

  

◆八カ月

胎動の肋骨蹴りと胸やけに苦しむ。もう物理的に食事が胃に入らない。

この辺りで骨盤に続き肋骨まで拡がりはじめてしまい、マタニティブラのくせにアンダーが食い込んで苦しいというバグが発生。もう全身大改造。元に戻るんだろうな?

脚もめちゃくちゃに浮腫みはじめます。病院では結局最後まで指摘されなかったので酷かったわけではなさそうですが、立っていると足がうっ血してむずがゆくなってくるレベルではありました。仰向けになって足上げたいのに妊婦はそんなポーズできないバグ。バグ多すぎ。神様ちゃんと妊婦のデバグした?

 

◆九カ月

ここまで散々苦しめられてきた恥骨痛と骨盤痛。もはや立ち上がるのに呻くレベルで痛かったが、やはり広がりすぎていた。もう赤ちゃんが下に降りきっていると言われ、正産期直前で再び安静指示を出されてしまう。

でもこの直前で降りきっちゃうパターン、意外と早産にならないと聞いていたので、一応安静にしつつものんびり構える。結果、予定日通りに生まれてきました。

 

◆臨月

正産期に入り安静解除。むしろこっからがなかなか降りない。なんでだよ。

ファモター(バイアスピリン)投薬が終了。なので早く産みたい。

胎児の体重の観測が安定しない。降りてるからか。

カラードップラーにて、心配するほどではないが臍の緒の捻転が強めだと言われる。そりゃあれだけ胎動してりゃあな! 検索すると怖い文字しか出てこないので、頼むから回らないでくれとお腹にお願いする。

予定日2週間前、張りだけの前駆陣痛らしきものが始まる。張りが5分間隔になった晩があり、一応入院するものの、痛みも感覚も不定期になり霧散。その日は返されてしまいました。

予定日前日に本格的な痛みを伴う前駆陣痛が開始。

ちなみにオロCは効きませんでしたが、焼肉食べた次の日に産みました。

 

◆陣痛~無痛分娩で出産

※以下、色々と痛い描写があります

 

予定日前日の夜から、だいたい40分間隔というボケボケの、しかし痛みを伴う張りが始まり寝れなくなる。

予定日の朝になるが間隔も痛みの強弱もバラバラの謎陣痛で一日中何もできない。

夜になって、相変わらず時間はバラバラだが痛みが強くなり始める。うーん…と呻いて耐えるレベルになってきて、これは来たかな…と思いながら時間を測り続ける。胎動は安定のフルボッコ

出血or破水or7分間隔になったら連絡、と言われていたが4~8分帯をうろうろして安定しない。痛みも強弱の波があるが、しかし強い波が来ると尋常じゃない感じになってきたので連絡。

 

病院に到着。前回より痛いのにまだ子宮口は2センチ。前回こっから一日半かけたのでこの陣痛を昼まで耐えるのか!? と気が遠くなる。

しかしおしるしは出ていた。というか助産師さんのチェックが手荒すぎてそりゃ出るわ!ってぐらい痛かった。前回もそうだったが何よりこの子宮口チェックが痛い。

タイミングよく便秘解消していたので浣腸を断ることに成功(迷走神経反射が出やすいので前回出産時は正直陣痛より浣腸の腹痛の方がキツかった…)。

間隔が3分切ったらナースコールと言われ、一人で陣痛を耐える時間に突入。イヤホンつけてマイケルジャクソンのプレイリストを流しHeal the Worldなどを聴きながら、やたら壮大な感じでひたすら耐える。というのも子宮口チェックが痛くて嫌なので回数を減らしたく、極限まで我慢したかった。結局、1時間半ほど耐える。全然実感はないけどアプリの履歴はそうなってた。立ったり座ったり四つん這いになったりしてみるも大して変わりはない。が、「次この姿勢なら楽かも」の希望があるだけでマシ。最終的には丸めた掛布団と枕を抱えて四つん這いになってました。

 

間隔は3~5分で不規則のまま。しかしピークの痛みがどうにもならないというか、いよいよ産みたい気がして来てどうにも我慢できない。連絡してまずトイレまで歩く。済んだら分娩室まで歩く。辿りつくまでに二回波が来て立ち止まる。でも歩いてるだけ分散されて楽。

分娩台の上でチェック。5センチまで開いてる! 早い!

そしてここで、分娩台の上で身動き取れない状況で陣痛! きつい! 逃げ場がない!

麻酔分娩(無痛分娩)なので、麻酔を入れるかどうか聞かれ即答で入れてくれと頼む。本当はもうすこし我慢して麻酔をケチりたかったんだけど…。

硬膜外麻酔なのでまず背中にカテーテルを入れる。この為に横向きの体育座りで背中を丸める必要があるが、デカ腹+陣痛で姿勢制御が困難。じっとしてろったって! でもするしかないので「アーーーーー!」と腹から声出しつつやり過ごす。上の子の時もそうだったけど、やりたいわけじゃないのに青春時代に打ち込んだ演劇部仕込みの腹式呼吸がとっさに出るの笑う。

テスト麻酔が入る。この時点で結構楽に。子宮口7~8センチの苦しい所が、麻酔とかみ合って深呼吸だけでやり過ごせるようになる。そろそろ家に連絡しないと間に合わないよ!と言われ、早ぁ…と驚きながらも家で待機する夫と上の子に連絡。分娩台の上から普通に電話できるのが麻酔分娩の凄い所。

ちゃんとした麻酔も入り、この調子で最後まで安らかに…と思ってもそうは上手く行かないのが出産。赤子が猛然と胎動ラッシュを開始。自力で腹を蹴りまくり降りてくる。それ合ってるのか。違くないか。母の動揺を他所に動きまくる赤子。突然「産みたみ」が強くなる。いわゆる「いきみたい」状態。やばいと思って「いきみたいです~…!」と申告。「あら~先生間に合わないかもね~」と連絡してくれる助産婦さん。というか助産婦さんがアツアツタオルをビニール袋に入れたやつで会陰押してくれるの本当に神だった。ありがとうございました。

もう本当に産みたくて死にそうになる。赤子が頭突きで抉じ開けてくる。そんなのありかよ。麻酔がギリギリ追いついてない。痛い。上の子の時は麻酔を更にギリまでしなかったので子宮口全開の痛みは知ってる。それには及ばないけどそれでも痛い。生まれそうなのに出すなと言われるの本当に地獄。

それでも必死にいきまず耐えてると、ブジャーっと何か流れ出てくる。破水した。前回は切開されて一瞬だったので、自力の破水は不思議な感じ。「あーもう産まれちゃうね~」と言う助産婦さん。先生ー!早く来てくれー!もう2回くらい陣痛来たら耐えられないぞー!と心の中で叫んでたら先生登場。やったー!

いきめるようになるともうラストスパート、会陰切開なんか些細な痛みでまったくわからない状態なのですが、やはり麻酔のせいか上手くいきめない。6回ぐらいいきんでようやく…出てきた…。終わった…終わったぞ…!!!!!!!!!!!!!!

 

胎盤を出す頃には麻酔がガンギマリしてて全然いきめない。なんとか絞り出す。遠目に見た臍の緒はすんごい長くてねじれてました。暴れすぎ。あと麻酔きいてても会陰切開の縫合はチクチクする。傷は上の子の時と比べると半分ぐらいで済んだようで、今回座っても全然痛くなくて最高でした。

この辺で上の子と夫が到着。血液や呻いてるとこをあまり子供に見せたくなかったのでちょうど良かった。一時間の安静中に記念撮影など行い、入院部屋に移動。お疲れ様でした。

出産時間は4時間、病院についてからは2時間ほどでの出産になり、前回から大幅に早くなりました。